冷たいキミの溺愛。
でもね葵、
「私が熱だしたらつきっきりで看病してくれたり小学生の時は髪の毛も結んでくれてね、すごく頭いいから宿題とかいつも面倒みてくれてねおまけに運動神経もいいから私の体育の成績みて鼻で笑われるんだけどその顔がもう最高でね寝起き悪いんだけど起こされた時のあの鋭き眼差しなんかもうさいこ...」
「わかった、あんたのストーカー度はわかったから」
す、すとーかー!!?
「え、いやでも確かにこうちゃんがお風呂に入ってる時タオルを置きに来たフリしてこっそり筋肉は見るけどすとーかーではないはずで…」
「ごめんただの変態だったわ」
そう言って携帯をつつき始める葵。
うそ、これヘンタイ域に入っちゃうの!!?
だってこうちゃんの筋肉最高なんだよ!!しょうがないじゃん!!?
程よく付いた筋肉とかもう最高…っ
「…キモ」
こうちゃんの筋肉を思い出してうっとりとしていると
葵が気持ち悪いものを見てるような目で私を見てきながら言った。
…あれ、でもなんかその言葉聞き覚えがある気がする。
『…キモ』
はっ!今朝のこうちゃんだ!!
はうー‼︎ どうしよう、鼻血でそう!!
ばっと鼻を押さえる。