嫌い、のち好き、のち愛

「そう、もうすっごい我慢してたの。だからもう待てない」


もう開き直ってそう言って真咲ちゃんをバスタオルで包みこんで俺も身体を拭く。


「おいで」


そう言うと、真咲ちゃんは俺の手を取ってくれるから。
そのままベッドに行って押し倒す。


バスタオルをとっても、真咲ちゃんは抵抗しなかった。


そのまま唇を奪って、舌を絡めて、唇を離したところで、貼ってある誓約書が目に入る。


「真咲ちゃん、これ、破いていい?」


そう聞くと目を瞑っていた真咲ちゃんが目を開けて誓約書を見る。


「いいですよ」


そう天使みたいな笑顔で微笑まれて、俺はその紙を破り捨てた。


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