Transformation-異形-
「嘗めるなと言っている!」

背後の参謀の腹に、肘打ちを叩き込んで脱出する真琴。

そのまま空中に跳躍して。

「食らえ!」

急降下による蹴りを見舞おうとするが。

「おっと」

割って入った師団長の盾により、蹴りは防がれた。

最大30トンの衝撃をも受け止める事の出来る盾。

旧型のMHの攻撃など悉く防がれてしまう。

「つまり貴様など敵ではないという事だ」

師団長の反撃の戦斧が、真琴の胸部甲殻を斬る!

鮮血…といっても人間のものとは違う人工血液だが…を飛び散らせながら、真琴はよろめいた。

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