殺人事件と雪ウサギ
「……………」
雪に埋もれた僕の上を、ウサギ達が踏み越えて走り去る。
少し待って僕が雪から這い出すと、夏憐も隠れていた木の陰から顔を出した。
「僕もう疲れた。それに眠い」
「後で添い寝してあげるわよ。
あたしの手首を見つけた後でね」
「…………」
「何よ?」
雪に埋もれた僕の上を、ウサギ達が踏み越えて走り去る。
少し待って僕が雪から這い出すと、夏憐も隠れていた木の陰から顔を出した。
「僕もう疲れた。それに眠い」
「後で添い寝してあげるわよ。
あたしの手首を見つけた後でね」
「…………」
「何よ?」