わたしの隣の間宮くん
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「…はあ、。」
彼が帰ったあと、1人残された教室に
やけに響いたため息は
虚しさを更に膨らませて、鼻の奥がツーンとする。
”他に好きな人ができた”だなんて
1番嫌なフラれ方だったなあ…
悲しくて悔しくて、何がダメだったんだろうなんて
答えも出てこないモヤモヤが頭の中をぐるぐるぐるぐる 、、
なんか…
知らない誰かと自分に、すっごい負けた気分。
誰もいない夕方の教室で1人、
左目から零れ落ちた涙を無視して
ふっと小さく笑った。