わたしの隣の間宮くん
間宮くんって優しい人?
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「朝だ…」
振られたショックは無くならないまま、
結局あんまり眠れなくって。
気付けば外は明るくなっていた。
「いってきま~す…」
学校に行けば、同じクラスの”元カレ”とどうしたって顔を合わせてしまう。
行きたくないけど…。
失恋のショックで休むなんてしたくないし。
珍しく食欲も元気もない私に、家族は心配そうな顔をしていたけれど
何も聞かれなくてよかった。
どうしたの?なんて聞かれたら、、、
押し殺してたものが止まらなくなって、余計辛くなりそうだから。
クラスの子にも心配されないようにしないとな。
根掘り葉掘り聞かれるのもしんどいし。
なにも変わらず、いつも通りに。
「よし。今日も笑ってこっ、」
自分に言い聞かせて
ぺちん、と頬を叩いた。