おあずけ
その瞬間、私は反射的に目を瞑ってしまった・・・。


・・・


何も起こらず目を開けた。

もう目の前に圭人はいなかった。


「キスされると思った?」

「なっ///」


キスという言葉にやたら照れてしまった。

なんせ私はまだキスをしたことがない・・・。


「お前、まだなんだろ?キス。」

「な、なんで知ってるの!?」

「いや、今までずっと一緒にいたのにお前から男の気配感じたことないし(笑)」


ちょっと馬鹿にされたような気がしてプンスカする私を圭人は面白そうに笑った。



その笑顔に少しドキッとした・・・。
< 7 / 13 >

この作品をシェア

pagetop