眠れない女総長



結「舞光のみんなは、不幸じゃないだろ?」


『ううん!みんな、幸せだと思うよ?』


結「だったら、何を迷ってる?舞光のみんなは、幸せなんだろ?
杏歌に関わる人は、不幸じゃなくて、幸せになるじゃねぇか。
過去を、話せって言ってるんじゃない。少しは、信用してみねぇか?」


『でも、お父さんもお母さんも要にぃも結城だって!私のせいで、死んじゃった。』


そうよ!わたしのっ!私のせい。


結「違うよ。俺も、ほかの人だって、杏歌を守れてよかった。後悔なんて、してねぇよ。」


『ほんとに?私の事恨んでないの?私の事、嫌いじゃない?』


そう。結城は、私の初恋の人だった。


ううん。今も、好きなんだ。


結「あたりまえだろ?俺は、ずっとお前の事好きだぞ?」


『////ありがとっ!私も、大好き!』


結「可愛いこと言うな。」


『えっ?んっ!・・・・・ぅ・・・!』


結「でも、俺は、もう杏歌を幸せにしてやれねーから、ほかの人と幸せになれよ?」


『分かった。結城の事は、思い出にする。でも、私がいつか死んだら、幸せにしてくれるよね?』


結「あたりまえだろ?もう、行ってこい。あの、光の方へ。振り向くなよ?」


『分かった。またね!』


そして、私は、光の方に向かった。






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