眠れない女総長
杏歌-side-
それにしても、なんでそんなこと聞くのかしら?
『もしかして、玲たち光龍と同盟組むの嫌?』
玲「い、、、やそれは、、、」
もしかして、私無理言っちゃた、、、?
『ご、ごめんね、、、私みんなの気持ち考えてなかった。』
玲「っ!!!それは、ちがう!」
ビクッ!玲が怒鳴った、、、?
『あっ、、、えっ、、、、、』
玲「ご、ごめん。俺が言いたかったのは、杏歌も杏樹も前に進もうとして、
氷と真も喜んでるのは本当だ。でもな、、、、、」
『で、でも、、、、なに?』
玲「杏歌や杏樹の闇は、俺達じゃ救ってやれてない。俺達は、杏歌や杏樹に救われたんだ。
だから、今度は俺達が返すばんだから、、、
光龍に杏歌や杏樹を取られそうで怖いとおもってるんだよ・・・・・・」
そんな風に、思ってくれてたの?
そしたら、頬に温かい雫が流れた。
『ありがとう。
あたしたちは、確かにまだ闇に過去に囚われてる。
でもね・・・・・?
あたしたちが、こうして前に進もうとしてるのは、紛れもないみんなのおかげだよ。
逃げたくなったときは、みんなが背中を押してくれた。
杏樹だって、そう思ってる。
そこにいるんでしょ?
・・・・・・・・みんな。』