眠れない女総長

杏樹-side-


あぁ〜そんな、直球で答えちゃってさ。


俺が、舞光の副総長だって事ぐらい話せばいいのに。


まぁ、そりゃあ信用出来ねーけど。


これ以上は、何があっても話さないんだろうな。


瀬良がいるし。大切な人には、ちゃんと自分から話そうって決めてるからな。



杏歌「でっ?なんか、他に言いたいこととかあるの?」



陽「あっ、ふたりは族にはいってるのかっ?」



まぁ、入ってるよなそりゃあ。



『コソッ〉なぁ、俺が副総長だってこと言うか?』



杏歌「コソッ〉えっ!言うの?」



『コソッ〉倉庫で話した時、俺とだけかかわってることにするっていってただろ。』



杏歌「コソッ〉まぁ、、、そ~なんだけども。
分かった♪杏樹だけだよっ?言うのは!」



そうやって、コソコソ話してたら入ってきたやつがいた。



霧「・・・・・・・・何話してんだ?」




うわ〜チョー不機嫌な感じ?




杏樹「別に・・・・・・・」



陽「それよりも!入ってるんか!?」


杏樹「あぁ。入ってる。」


雪「えっ!!!どこ?どこの族?」


陽「そうだっ!どこだよっ!」


これは、言っていいのか?


杏歌の方を見た、そしたら気づいたみたいで
口パクで杏樹に任せる。と言われてしまった。



どーしようか。と悩んでいたら、


雪「光龍に、来てよ!」


陽「その族やめてこっち来いよ!」


亮「・・・・・・・・その族より、光龍のが絶対いい。」


女嫌いの無口ヤローまで、言ってきた。



でもな?その言葉たちは、言っちゃいけねーんだな。






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