世田くんの裏方系ライフ。
結城「…遥……、」

世田「…何だよ、声小さくして…」

結城「…アンタ、汗かいてるよ。」




     やはり結城は鋭い




世田「…………。」

結城「待たせないよう走ってきたんでしょ。」

世田「ちげぇよ。…トイレットペーパーきれてて焦っただけ。冷や汗だよ。」



  そして俺は誤魔化すのが上手い



結城「…そっか。」

世田「それに、俺が他人を気遣うやつに見える?」

結城「そうね。見えないわ。」

世田「…せめてもうちょっと考えるふりしてくんないかな?即答って…」



       しかし結城は



     俺の誤魔化しさえも



      効かないほどに
 


        鋭く




そして他人の気持ちを感じ取るのも得意だ




       だからこそ
 



 俺の気づかれたくないという気持ちを
      



      感じ取ってしまう

   


   やはり結城は俺が扱わんでも
     



     しっかり動いてくれる








南波「世田ぁ~!はやくこい!」 

世田「うっせぇー!命令すんな!」

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