「おはようございます、先生。」


古川浩太がいた。
浩太の手には、どす黒く染まった包丁がおさまっていた。


「まさか、お前が...」


「はい、僕がやりました。だって、先生、昨日言ってくれましたよね。『できそうなことを、片っ端からやっていけ』って。僕の夢は、バカな奴らの死体をたくさん見ることだったんです。先生が背中を押してくれたおかげで、夢が叶いました。ありがとうございました。」
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