白衣の王子様
2人を祝福するかの様に
フランスの空は
雲1つない晴天だった。
海も日光で反射し
水面がキラキラと輝いている。
今日という日を2人は
一生忘れないだろう。
やっと…やっと、
想いが通じ合えたのだから。
「どんなタキシードやスーツよりも
ナツくんは白衣が一番かっこいい。
いつだって私の白衣の王子様だね。」
「真白は俺がいつも助けるからな。
普通の王子様には出来ないだろ?」
ナツくん、
これからはずっと側にいてね。
当たり前だろ。
真白が嫌って言っても離れないから。