白衣の王子様
真白が逆上せそうになったのを見て
夏樹は前回同様、服を着せ髪を乾かす。

そして抱きかかえベッドへ。


「真白、今日は寝かさない。」


夏樹の一言で真白は全身茹でタコに。
一晩中夏樹に愛され
眠ったのは
太陽が顔を出してからだった。



真白が起きると、隣に夏樹がいない。
リビングには

『病院に行ってくる。すぐに戻る』

とキレイに書かれたメモと
軽い朝食と合鍵が置かれていた。


「暇だし、掃除でもしようかな。」


夏樹の部屋に掃除機をかけ
晩ご飯を作り、夏樹の帰りを待つ。

しかし一向に帰ってこない。
帰って来たのは0時を回った頃だった。


「おかえりなさい。
ご飯用意してあるけど、
先にシャワーにする?」

「サンキュー。
先にシャワーにするよ。
遅くなってごめんな。
急に急患が入って遅くなった。」

「ううん、大丈夫だよ。
じゃあ晩ご飯、温めておくね。」


10分後、シャワーを浴びて
上半身裸の夏樹が現れた。


「びっくりした!
服ぐらい着てよ///」

「今さらだろ。何?照れた?(笑)」

「もぉ〜」


それにしても引き締まった身体。
男らしい骨格。
改めて見ると夏樹って
本当にかっこいい。
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