白衣の王子様
「真白、朝だよ。起きて。」
まだ眠そうな真白を起こす。
「昨日は無理させてごめんな。
診察だけさせて?」
そういって聴診器を取り出して
胸の音を聞く。
問題は無さそうだ。
体温計で熱を測らせても、いたって平熱だった。
それにしてもちょっと寝癖がついた頭。
寝ぼけてぼーっとした表情。
どれをとっても可愛い真白。
朝ご飯を用意して2人で食べる。
昨日は晩ご飯を食べてないからいつもより多めに食べた真白。
準夜勤だという真白を部屋まで送り
彼女の可愛い姿を思い出しながら
部屋の片付けと論文に勤しんだ。