無神論者の願い
「...楽しい話じゃないぞ。それでもいいか?」


僕がそう聞くと、


「うん!ありがとう!」


と答えた。


「僕は今、血が少しも繋がっていない両親と暮らしている。本当の両親は、僕が小さい頃に死んだ。母親は6歳のとき、父親は8歳のとき。2人とも、病気だった。」


病気と言った瞬間、光の大きな瞳から涙がこぼれ落ちた。
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