たすけて、みひろん!



ニコニコとしながら私の前に座る城田くんを見ていて、ふと思った。

化粧の話、みひろんには軽く流されてしまったけど。

男子の意見とかもほしいし、城田くんに聞いてみることにした。

腕を机に置いて、ぐいっと少しだけ城田くんに迫る。

「聞きたいことあるんだけど…聞いてもいい?」

じっと城田くんを見ながら尋ねると、城田くんは二つ返事で了承してくれた。

そうして興味津々に、私からの質問を待っていた。


私はあのね…と少しためてから、口を開いた。

「可愛い子とかが、実は化粧がうまくてスッピンはそんなに可愛くなかったら、

騙されてたって思ったり、する?」

言い出しにくさを感じながらも言葉にすると、城田くんは一瞬キョトンとしてから考え始めた。


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