ここで
『もぉ〜莉奈彼氏いるでしょ〜。』


『そおだけど、イケメンのお友達は悪魔で


お友達だからいーーの!』


遠足の話をしてたらなんだかワクワクしてきて


準備とか、どこをまわるかなど


色々と楽しくなってきた。



プルルルルーッ


寝ようと思っていた時に電話が鳴った。



誰かはだいたい予想がついているからでたく


ない。


けどでなくちゃ…


『はい?』


『俺だけど、なにしてるの?今』


『寝ようとしてたのー。蓮くんなにしてたの?』


『んー暇だったから彩葉にかまってもらおうと


おもってさ』


『私明日遠足だから寝なくちゃ』


『30分でいいからダメ?』


私の彼氏の蓮くん。


2つ年上で、オシャレでかっこよくて、もてる


んだ。


けど、二股。


ここの卒業生で、卒業する前とかよく


遊んでもらったり、ご飯を連れて行ってくれたり


していて、頼りにしていた先輩。


友達の相談とか、クラスの相談とか受験の相談


とか3年にあがって、していて、


今度ご飯がてらにまたきかしてとゆわれて、


いつもの感覚で行ったんだけれど、


ご飯を食べ終わったあとに公園で夜遅くまで


話し込んでしまって、


なんだかそうゆう雰囲気が流れていた。


『蓮くん、私そろそろ帰らなくちゃ。


明日も学校あるし、遅くまで付き合わしてごめ


んね、ご飯美味しかった、ごちそうさま』


蓮くんは大好きで友達のような感じの先輩だ


からそうゆう事にはなりたくなくて自然に


切り上げたつもりだったんだけど、それが


相手にわかってしまったのか、


『彩葉。


俺、彩葉のこと好き。


俺と付き合ってくれない?』


とそっとキスされた



蓮くんは高校の時からもっららのたらしと


よく噂されていた。


私もそれはよく聞いていたから、蓮くんを絶対


好きにならないようにしていた。


けれど、蓮くんの甘えた声は、本気で好きにな


ることを知らない私にも


心に響いた。


『うん』


蓮くんには彼女がいた事は、後々知った。


蓮くんの同期の人が、教えてくれて、


けどたらしと噂されていたから、そんな事だろ


うと思っていたし、今までもあった事はあった


し、あまり傷つきはしなかった。


蓮くんはもちろん、私が二股されている事を


気づいてるって知らない。


けれど最近、蓮くんの彼女の存在が気になり始


ていて、今の電話だって、30分後には


彼女と電話できるから私は


それまでの暇つぶしみたいなもんなんだろって


思うと私は胸が張り裂けそうだった。



それが何かなんて、わからないし、


明日遠足だったから、電話をきって、寝た。
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