お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
幸せはきっと見つかる
藤丸さんが玄関を閉めると、いつも静寂が訪れる。
いつもと変わらない朝。
それも今日で最後。
「よしっ!!」
両方の頬を2回程自分の手で包むようにして軽く叩き、気合いを入れる。
クローゼットに隠していた段ボールを出して、荷作りを始める。
すっかり慣れてしまった部屋から持ってきた洋服や、藤丸さんが買ってくれた洋服を順番にしまっていく。
最近増えてきていた雑貨類もダンボールに入れ、梱包していく。
同棲3日目に何していいか分からずに1人プラプラして近所探索していた頃、入った近所の雑貨店で買ってしまった小さな多肉植物。
眼鏡をコンタクトにするために行った買い物で藤丸さんが買ってくれたワンピース
藤丸さんとの同棲生活を始めて買ったものには、その1つ1つに藤丸さんとの思い出があって、片付けていく度にその時の情景が浮かんでくる。
1つ1つを段ボールに梱包していると、その思い出に蓋をしている気分になってきて思わず唇をかみしめた。
いつもと変わらない朝。
それも今日で最後。
「よしっ!!」
両方の頬を2回程自分の手で包むようにして軽く叩き、気合いを入れる。
クローゼットに隠していた段ボールを出して、荷作りを始める。
すっかり慣れてしまった部屋から持ってきた洋服や、藤丸さんが買ってくれた洋服を順番にしまっていく。
最近増えてきていた雑貨類もダンボールに入れ、梱包していく。
同棲3日目に何していいか分からずに1人プラプラして近所探索していた頃、入った近所の雑貨店で買ってしまった小さな多肉植物。
眼鏡をコンタクトにするために行った買い物で藤丸さんが買ってくれたワンピース
藤丸さんとの同棲生活を始めて買ったものには、その1つ1つに藤丸さんとの思い出があって、片付けていく度にその時の情景が浮かんでくる。
1つ1つを段ボールに梱包していると、その思い出に蓋をしている気分になってきて思わず唇をかみしめた。