お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
「琴理ちゃん?」
ぼやける視界で、ぼんやりと目の前の赤信号を見ていた。
まぁ、正確には2回程青信号を逃したんだけど。
それは、この交差点の歩行者信号の青が異様に短いせいだけではない気がする。
もう聞きなれた声に、身体が反応するように私は思わず振り向いた。
そこには藤丸さんが立っていた。
いつも見る洗いざらしの髪の藤丸さんとは違う、綺麗に整えられた髪型に背の高い藤丸さんに似合っているストライプのスーツ姿。
凛とした佇まい。
藤丸さんはやっぱりズルイ。
だって、こんなときでもやっぱり私にかっこいいと思わせてしまうのだから。
ぼやける視界で、ぼんやりと目の前の赤信号を見ていた。
まぁ、正確には2回程青信号を逃したんだけど。
それは、この交差点の歩行者信号の青が異様に短いせいだけではない気がする。
もう聞きなれた声に、身体が反応するように私は思わず振り向いた。
そこには藤丸さんが立っていた。
いつも見る洗いざらしの髪の藤丸さんとは違う、綺麗に整えられた髪型に背の高い藤丸さんに似合っているストライプのスーツ姿。
凛とした佇まい。
藤丸さんはやっぱりズルイ。
だって、こんなときでもやっぱり私にかっこいいと思わせてしまうのだから。