お見合い結婚～イケメン社長と婚前同居、始めます～

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そもそも琴理っていう名前は、結婚してしばらく子供に恵まれなかった両親が、私を妊娠したのがあまりにも嬉しくて、お腹に向かって「ことりちゃん」なんて話しかけていたことがきっかけ。

 

私が産まれてからも「ことりちゃん」って呼びたかった両親は、私に当て字で「琴理」と名付けた。

 

今の子供たちには案外普通に使われる名前みたいだけど、「ことり」っていう名前なんて当時は今でいう「キラキラネーム」。しかも、名字が「赤井」のせいで、小さい頃は事ある毎にからかわれていた。

 

４歳下の幸芽も同じでお腹に向かって「こうめちゃん」なんて呼んでいた両親が、産まれてきて当て字をつけた。

 

 

物ごころついた時から私と妹は、形容詞のような名字の人とは結婚しないってよく話をしていたっけ。