恋する合図
「チームごとに並んでくださーい!!」







会場中に大会の司会の人の声が響き渡る。







ザワザワとした会場で私はNと書かれた紙をもって一番前の列で立っていた。







身長が低い私は少し背伸びをしてぴょんぴょんと跳ねながら紙を振っていた。








チーム全員が集まったから座った。













横を向いたら隣に座っていたMチームの男子高校生と一瞬目が合った。








(あ…)









なぜだか心がざわついた。









この感覚知ってる。分かってしまう。










私が恋する合図…。
< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop