いちご味~雨のち飴~
遥「行ってきます!」
今日は修了式。
2年の2学期に転校してきた私の、初めての新学校での学年を終える式です。
半年間だったけど、たくさん話した仲間たち。
人と話すことが苦手で、誰かにワイワイ行ったりはしなかった。
休み時間はほとんど他のクラスの友達のところへ行ってるし、授業も真面目に受けてるから誰かと話すこともない。
それでもみんな、すれ違ったりした時に笑顔で話しかけてくれた。
そんな仲間とのお別れの時間。
まだ来年もある。来年一緒になるかもしれない。
でもこのメンバーで揃うのは、たぶん最後。
そう思うと、急激に寂しさがこみ上げてくる。
誰もいない自室の学習机の上に飾られた山田涼介くんの写真。
木のデザインの写真立てに収められた彼の笑顔は、いつ見ても眩しいくらいに輝いていて。
できればその笑顔を私に向けて欲しくて、でもそんなことあるはずもない。
涼介くんと話したいというありえない願望から、LIMEの非公式アカウント(也)をしている人を探して追加して、話したりして。
もちろん、そんなくらいでは願望が叶えられるわけないんだけど。
わかってるよ、わかってる。
最近髪型を変えて金髪にした涼介くん。
ちょっと身長が伸びたって喜んだ涼介くん。
映画の初主演が決まって感動した涼介くん。
いちごを見ると目の色を変える涼介くん。
どんな涼介くんにも代われない、也をしてる人もそれはわかってるし、也の人を追加してる人もそれを了承したうえで接してる。
もちろん私も。
だけどたまに思う。
(也の人が、本物だったらな…。)
今日は修了式。
2年の2学期に転校してきた私の、初めての新学校での学年を終える式です。
半年間だったけど、たくさん話した仲間たち。
人と話すことが苦手で、誰かにワイワイ行ったりはしなかった。
休み時間はほとんど他のクラスの友達のところへ行ってるし、授業も真面目に受けてるから誰かと話すこともない。
それでもみんな、すれ違ったりした時に笑顔で話しかけてくれた。
そんな仲間とのお別れの時間。
まだ来年もある。来年一緒になるかもしれない。
でもこのメンバーで揃うのは、たぶん最後。
そう思うと、急激に寂しさがこみ上げてくる。
誰もいない自室の学習机の上に飾られた山田涼介くんの写真。
木のデザインの写真立てに収められた彼の笑顔は、いつ見ても眩しいくらいに輝いていて。
できればその笑顔を私に向けて欲しくて、でもそんなことあるはずもない。
涼介くんと話したいというありえない願望から、LIMEの非公式アカウント(也)をしている人を探して追加して、話したりして。
もちろん、そんなくらいでは願望が叶えられるわけないんだけど。
わかってるよ、わかってる。
最近髪型を変えて金髪にした涼介くん。
ちょっと身長が伸びたって喜んだ涼介くん。
映画の初主演が決まって感動した涼介くん。
いちごを見ると目の色を変える涼介くん。
どんな涼介くんにも代われない、也をしてる人もそれはわかってるし、也の人を追加してる人もそれを了承したうえで接してる。
もちろん私も。
だけどたまに思う。
(也の人が、本物だったらな…。)