いちご味~雨のち飴~
遥「乃愛!!おはよー」
乃愛「おっはよー」
幼馴染みの一人、岸辺 乃愛《きしべ のあ》。
明るくて少し天然でだけどいざって時には頼りになってほんわかしてて、照れ屋のすごく可愛い子。
遥「乃愛、あれからどーよ?彼氏くんとは」
乃愛は、非リアの私からすれば恨むべき存在、リア充だ。
だけど本当に幸せそうで、ノロケ話を聞かされては羨ましくなる。
乃愛「何って何もないよー////でもこの前デートしたよっ。映画見に行ったんだー♪」
遥(何もないって、、あるじゃないか!!)
「そうなんだ!!で?どーだったの?」
乃愛「んー?えへへ、楽しかったよー♡」
可愛い笑顔を見せると小さなエクボができる。
そんな表情見せられたら、誰でも惚れるわな。
照れ隠しなのか、小石を蹴りながら小走りになる。
乃愛はそこら辺のリア充とは違う。
____________________________
いじりがいのあるリア充なのだ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
遥「ったく、本当に照れ屋だね(笑)」
乃愛「~~~っ////うるさいー!!」
カバンをバシンっとぶつけられ、思わずよろめき地面に手をついた。
その私の腕を、誰かが支えてくれた。
遥「あー、乃愛あり…??」
乃愛だと思って顔を上げると、迷彩柄の帽子を深々とかぶり、少し大きいメガネをかけた…山田涼介くん似の人がそこにいた。
遥「あ、え、えっと、あ、ありがとう…ございます…」
?「いえ、大丈夫ですか?」
遥「あっ、はい!!」
腕を掴まれたままの体勢だったといまさら気づき、慌てて立ち上がる。
するとその人も安心したのか、ゆっくりと手を離した。
?「よかった。気を付けてね。それじゃ。」
遥「あ、あ、あ、あの!!な、名前…教えてくれませんか…?」
?「えっ?あ~…えっと…」
遥「あわっ、すすすすみません!!私ったらつい…(私のバカーー!!)それじゃ!!乃愛行こ!!」
乃愛「えっ?あ、うん?」
乃愛に呼びかけ、早足でその場を後にしようとしたとき、後ろから
?「神田!!」
遥「えっ??」
?「神田涼平《かんだ りょうへい》…です。あの、神の田んぼって書いて『かんだ』、涼しい平って書いて『りょうへい』。君は?」
遥「はる…か…木下遥…です。木の下で『きのした』遥かって字で『はるか』…」
空中に漢字を書いてみせると、神田さんは突然笑い出した。
涼平「ハハッ、そのままじゃん笑笑」
釣られて私と、隣りにいた乃愛も笑う。
桜が咲き始める春前、私は運命の人と会ったような気がしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
乃愛「ねぇ、あの神田さんって人、紳士的だったね。かっこ良かったーー」
遥「乃愛には彼氏いるでしょーが」
乃愛「まーね♡遥、狙ってるんでしょ」
遥「は?!まっさかー。きっとかなり年上だしね。」
まぁたしかに涼介くんには似てたけど…。
私は顔ファンじゃない。性格が好きになったの!!
いつもファンの事考えてて、ニコニコしてて輝いてて、Sなとこもあるけど根は優しくて…。
そんな彼に惚れたの。
顔だけイケメンなんて好きにならないよ…てかなれないよ。
乃愛「やめちゃいなよ、叶わない恋なんて」
『らしくないよー』と呆れたような声が聞こえても、私はやめれない。
やめたくても、やめれない。
そんな簡単にやめれるなら、こんな辛い恋とっくにやめてる。
遥「……」
乃愛「おっはよー」
幼馴染みの一人、岸辺 乃愛《きしべ のあ》。
明るくて少し天然でだけどいざって時には頼りになってほんわかしてて、照れ屋のすごく可愛い子。
遥「乃愛、あれからどーよ?彼氏くんとは」
乃愛は、非リアの私からすれば恨むべき存在、リア充だ。
だけど本当に幸せそうで、ノロケ話を聞かされては羨ましくなる。
乃愛「何って何もないよー////でもこの前デートしたよっ。映画見に行ったんだー♪」
遥(何もないって、、あるじゃないか!!)
「そうなんだ!!で?どーだったの?」
乃愛「んー?えへへ、楽しかったよー♡」
可愛い笑顔を見せると小さなエクボができる。
そんな表情見せられたら、誰でも惚れるわな。
照れ隠しなのか、小石を蹴りながら小走りになる。
乃愛はそこら辺のリア充とは違う。
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いじりがいのあるリア充なのだ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
遥「ったく、本当に照れ屋だね(笑)」
乃愛「~~~っ////うるさいー!!」
カバンをバシンっとぶつけられ、思わずよろめき地面に手をついた。
その私の腕を、誰かが支えてくれた。
遥「あー、乃愛あり…??」
乃愛だと思って顔を上げると、迷彩柄の帽子を深々とかぶり、少し大きいメガネをかけた…山田涼介くん似の人がそこにいた。
遥「あ、え、えっと、あ、ありがとう…ございます…」
?「いえ、大丈夫ですか?」
遥「あっ、はい!!」
腕を掴まれたままの体勢だったといまさら気づき、慌てて立ち上がる。
するとその人も安心したのか、ゆっくりと手を離した。
?「よかった。気を付けてね。それじゃ。」
遥「あ、あ、あ、あの!!な、名前…教えてくれませんか…?」
?「えっ?あ~…えっと…」
遥「あわっ、すすすすみません!!私ったらつい…(私のバカーー!!)それじゃ!!乃愛行こ!!」
乃愛「えっ?あ、うん?」
乃愛に呼びかけ、早足でその場を後にしようとしたとき、後ろから
?「神田!!」
遥「えっ??」
?「神田涼平《かんだ りょうへい》…です。あの、神の田んぼって書いて『かんだ』、涼しい平って書いて『りょうへい』。君は?」
遥「はる…か…木下遥…です。木の下で『きのした』遥かって字で『はるか』…」
空中に漢字を書いてみせると、神田さんは突然笑い出した。
涼平「ハハッ、そのままじゃん笑笑」
釣られて私と、隣りにいた乃愛も笑う。
桜が咲き始める春前、私は運命の人と会ったような気がしました。
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乃愛「ねぇ、あの神田さんって人、紳士的だったね。かっこ良かったーー」
遥「乃愛には彼氏いるでしょーが」
乃愛「まーね♡遥、狙ってるんでしょ」
遥「は?!まっさかー。きっとかなり年上だしね。」
まぁたしかに涼介くんには似てたけど…。
私は顔ファンじゃない。性格が好きになったの!!
いつもファンの事考えてて、ニコニコしてて輝いてて、Sなとこもあるけど根は優しくて…。
そんな彼に惚れたの。
顔だけイケメンなんて好きにならないよ…てかなれないよ。
乃愛「やめちゃいなよ、叶わない恋なんて」
『らしくないよー』と呆れたような声が聞こえても、私はやめれない。
やめたくても、やめれない。
そんな簡単にやめれるなら、こんな辛い恋とっくにやめてる。
遥「……」