私とあなたは恋愛恐怖症。
「今日は送ってくれてありがとう」

「おう。じゃあ、またな」

暗い夜道の中へ消えていく後ろ姿を見て少し寂しくなってしまった。

「はあー。今日はなんかいつも以上に疲れた…」

 ブーブーブーブー

『さっきはちゃんと言わなかったけど、なんか悩み事とかあったら俺に相談しろよ!
 一人で溜め込んでもいいことないからな!
    圭人』

「…圭人…」

このメールを見て少しだけキュンとしてしまったことは私だけの秘密。
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