私とあなたは恋愛恐怖症。
次の日、私は昨日純とあったことを咲に話した。

「…ってことなんだ。咲はどう思う?」

「どうって言われても…こんなこと言いたくはないけどさ、それ、やっぱり浮気だよ」

「そうだよね…」

「それと、お金のはなししてきたんでしょ?このままだとお金まで取られかねないよ?」

「でも…純は働いてるし、私は大学生だから…」

「じゃあ言うけど、彼はなんていう会社で働いてるの?」

「…それは…知らない」

「ほら!絶対に怪しいよ!」

言われてみれば確かにそうかもしれない。純のことちゃんと分かってるって思っていたけど、そうじゃなかった。

「とにかく、すぐ別れるべきだよ!」

「…でも、本当に浮気なのかもわからないし…」

「浮気だってわかってからじゃ遅いの!詐欺師だよ!詐欺師!!」

「っちょ、声が大きいって!それに、純は詐欺師なんかじゃないよ!」

「ごめんごめん笑 まあ、どうするのか決めるのはカンナだからね。ただ、私はカンナに辛い思いをして欲しくないだけだから」

「咲…ありがとう」


  ブーブーブーブー
「あっ、純からだ」

「え、なんだって?」

  『今日会える? 頼みたいことがあるんだ』

「どうしよう、会うべきかな?」

「んー、会ってきたら?ただし、お金の話してきたら別れなよ!」

「結局別れて欲しいんじゃん笑」

「そういう訳じゃないって!笑」

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