それでも私は信じたい。
第1章

いつもの朝

靴を履き替え階段を上りきると同級生がかけてくるのが見えた。

多分私に向かってだ。

私が来るのを待っていたのだろう。

窓から見ていたに違いない。

「ゆーのかっ!おはよ〜う!」

やっぱり私か。

「おはよう〜!なにニコニコしてんの〜そんなに私が待ち遠しかった?」

「はぁ?なわけ〜wwばかじゃないの〜w」

「うわ傷つくわぁー」

「そんなことより「そんなことって…」重大ニュースがあるの!」

階段の前では邪魔なので廊下の右隅まで移動する。

「へぇ〜なに?」

「昨日!ついに!Limeしちゃったのね!」

「え〜すごいじゃん!え、なんて送ったの?」

すると照れながら私に画面を見せてきた。
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