桜色
俺のそんな言葉に目を見開いた彼らは一気におれとの距離を詰めた
「美麗ちゃん?
それとも、「ぁあ
美麗のほうだな」
「何してたの…」
「会ったと言っても寝てたんだ
男の背中で
多分
あいつの男だろう」
「えー
男いたのー」
大袈裟に落胆した昴は
伸ばし終えた後にまあいるかっと明るい声を出した
なおは遠くを見つめた
「美麗ちゃんが
またこっちにきたってことは…」
束の間の沈黙
「なんもないだろ…
何にも…」
「でも…ふゆ「なんもねぇよ…
会っても俺たちが首突っ込むようなことじゃねえ」