桜色





舞うように銀を振って赤を吹き出す



































だれもがその姿に目を奪われていた

チャンスだ

刀を拾い

負けじと赤を出させる





でも、
あんなに綺麗にはできなかった





……
…。






犬に笑みがこぼれていた











〜minato








「計算通り……ふふっ




……うっ……………。」










「足一本なんて計算より軽かった」


















征一は何言わずに俺の手当を続けた

こんな時に発作が来るなんてついてない……
けど
兄が来た……

もう大丈夫だ……























「征一、頼んだよ…。」





















笑って目を閉じた



〜reizi




やってもやっても出てくる。
どこから湧いてくるんだ……




血……。




父さんの小刀が血の池に落ちている




……っ。
部屋の入り口を見た



















……?


















桜…?






桜色、青、赤が散っている
綺麗……



















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