桜色



「具合悪いなら出なきゃよかったじゃん」



視界に入ってきた白い天井
あれ…




「いきなり休むのは悪いからさ…」

隣にいるであろう2人の会話
聞いたことある声…









「大丈夫?
美麗ちゃん………」


白衣に身を包んだ1人のメガネ男
「何でここにいるのか分かる?」














見たことある、、



あ、





「ゆうちゃん!」













体を起こす



「う、うん、、
2回目なんだけどなぁ…」




「本当?」


「うん、、」













じゃあ…
美桜って…
ゆうちゃんの…





「どした
美麗ちゃん」

「うんん
翔大丈夫?」

倒れてきた翔のことを思い出す…
あれ
待って…
私翔に………
k..kkkkki…きー
キスされた?!

「遥……」

「どした?」

「遥ーー」

目からしずくが溢れてきた
はるかとだって数回しかしてないのに
ベッドから起き上がる
シャー
隣の人が寝ているカーテンを開けた
「バカッ」
出て行こうとしたら手を掴まれる
「待って…」
白い布団の中静かに涙を流す翔
「美桜…」





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