桜色
〜mirei




「何でいるの?!」








「あ!
美麗怪我してるよ!!
保健室行こう!!」




棒読みな玲二を無視する





「征兄知ってた?」




「来る前に知った…
怪我見せて…」












近づいてきてわたしを近くの階段に座らせるとテキパキと処置をした






「さて玲二
何もかもはいてもらおうか」










怖いこわいこわい
征兄めちゃ顔怖い




「とーさんもね、」



「パパッ
知ってたの?」














「別に話すほどもないよ」

パパの淡々とした口調









「ただのお使いだし」




ケロっとした顔のパパ
こういう人だ

「「お、おつかい?」」




〜1時間後〜


疲れた…
つまり玲二は3ヶ月前パパに世界中の傘下の人たちにあることを頼みに行くように言われて私が引っ越した日に帰ってきた
そういうことらしい…
なんで言わなかったの?って聞いたらめんどくさかったって
何だ
本当何なの?
パパ…
なれたと思ってたけど今回のは絶対言ったほうがいいよ




「お腹減った…」


こんな時でも普通にそういうこと言う
もう本当…










「あーっっ!!!
いたっっ!!!!!」


視界の奥

「誰あれ…
うるさい」


パパ…
その通りだけど…
もうちょっと言葉を選ぼ





奈緒と昴
その手には大量のビニール袋

玲二はばつ悪そうな顔をして征兄の後ろに隠れた
征兄は突然近づいてくる2人の長身男に胸から黒いものを取り出そうとする
「お兄ちゃんっ
違うでしょ…!
あと玲二!」




.
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