桜色

「美麗ちゃんご飯食べないの？」


近寄ってきた2人




「あれその方たちは？




って……」






「「玲二?!?!!!!?!!?」」



2人の声が耳の奥までドーンっと入ってきた
うr「うるさ……」



そうしかめっ面をしたパパ


「誰そのアホそうな金と黒」「誰その失礼なアシメと玲二の前にいる黒スーツ」

パパとすばるの声がかぶる
昴は変な笑み
パパはいつもの無表情
征兄はちょっと笑顔を引きつらせた

「ぁあ？
誰が黒スーツだ
あんまそういうことばっか言うと脳天ぶち抜くぞ」

かちゃ
出しちゃったよ…
黒く光るそれ
玲二と私は呆れた顔で目を合わせた
いつもは頼りになるのに…
家族以外に短気…

ドスッ
玲二と私の回し蹴りを食らった征兄は少しよろめいてこちらを振り返った
「ぁあ…
ごめんごめん，いつもの癖で…」



「辞めてよ征兄
ここ学校だからね」





「お、お兄さん？
じゃあ、漣の…」














「そうだよ」


お腹を押さえてそういうパパ

「パパ私の教室においで」

笑顔で手を差し出した
「いいの？」

一気に目を輝かせたパパ
「オムライスのお店やってるから」



「中谷〜！」


忙しいのは分かってるけど私にはちょっと用事がある
「はーい。」


どこからともなくやってきた中谷さん
「パパのこと1Dに案内して
私は玲二に用があるから」




「て、玲二君…
君どこに行ってたのかなぁ
ん？」





「中谷さんは後でね
パパお願い
おなか減ってるらしいから」

「えーやだー？」


「私からのお願い！」


「はーい」



私達から離れると中谷さんの顔は引き締まっていた
パパ達がいきなり来るから…
しかも普段の格好で

「玲二…」

昴の顔
奈緒の顔を見る
玲二あなたあまり歓迎されてないみたい