桜色

「美麗起きて」



体を揺すぶられ目に入ってきた赤
玲二がいるからと中谷さんの送り迎えは少なくなった
玲二は楽しそうだ…
学校も龍炎華も…





ぼーっと歩いていた
話しかけられない…
何処か遠い存在になった…

















「きゃっ……












小さな路地
少女の声が小さく響いた
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