桜色
それから少しして
誕生日がきた…














その日は
朝起きた時から変な胸騒ぎに犯されていた




それが
確信へと変わったのは漣家についてからだ















珍しくキッチンに立つ玲二
慌ただしく働く漣の強面たち





「「「「あ、はるかさん こんばんはー」」」」





「こんばんは」







軽く返しながら奥にある美麗の部屋に向かう
胸騒ぎが激しくなるのを感じながら…

















……っ」









「玲二っ」















「ん?」







「美麗がいないっ!!」


< 95 / 204 >

この作品をシェア

pagetop