流れ星
「大塚くん!え?どうしてここに?」
なぜか目の前に大塚くんがいる
確か大学の近くで
星野くんと二人暮らしだったよね?
「今日から一人暮らしなんだ」
話ながらアパートを指差す
えっと………
偶然にもうちの隣だよ
「栗原さんは?どうしてここに?」
「あ。私の家ここ」
大塚くんのアパートの隣の一軒家を指差す
「ここ、栗原さんのお家なんだ~じゃあお隣さんだ」
確かに
一軒家とアパートだから
そんな感じしないけどお隣さんか
「栗原さん、よろしくね」
「よろしく」
「自転車とか停まってるし兄弟いるんだね~」
いろいろと大塚くんははなしをする
こんなに話す人なんだ
普段は星野くんがずーっと話をしているからか
あんまり大塚くんが話しているところを
みないかもしれない
「でもなんで一人暮らし?」
星野くんはどうしたのだろう
「元々のアパート古いから壊すことなったんだよね」
「星野くんと一緒にすんでたんじゃないつまけ?」
「大地はね、一緒に住んでたけどこれからは彼女と同棲するって」
……………………………
彼女いたんだ
「あ。そうなんだ~」
初めて知った
ちょっとびっくりした
「もう遅いしお家に入った方がいいかな?また明日」
「また明日。おやすみなさい」
別れを告げて家にはいる
大塚くんは手を降りながら見送ってくれた