白衣の王子様-after story-
2
最近真白の子宮口が
開いてきつつある。
点滴で抑えてはいるが、
まだ8ヶ月。
せめてあと1ヶ月は持って欲しい。
世間はもう12月。
病棟はクリスマス仕様に飾り付けされている。
真白の病室にも
小さなクリスマスツリーを置いた。
「可愛い。」
と顔を綻ばせながら言う真白の方が
数倍も可愛いと思う。
「ナツくん、最近よく眠たくなるの。」
「妊娠してるからだよ。
今のうちに眠っておかないと
体力持たないぞ〜!」
「それは困る〜すぐに寝る!」
真白は布団を耳までかぶり
微睡みだしたので
夏樹はおでこにそっとキスをして
病室を後にした。
開いてきつつある。
点滴で抑えてはいるが、
まだ8ヶ月。
せめてあと1ヶ月は持って欲しい。
世間はもう12月。
病棟はクリスマス仕様に飾り付けされている。
真白の病室にも
小さなクリスマスツリーを置いた。
「可愛い。」
と顔を綻ばせながら言う真白の方が
数倍も可愛いと思う。
「ナツくん、最近よく眠たくなるの。」
「妊娠してるからだよ。
今のうちに眠っておかないと
体力持たないぞ〜!」
「それは困る〜すぐに寝る!」
真白は布団を耳までかぶり
微睡みだしたので
夏樹はおでこにそっとキスをして
病室を後にした。