不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
投げ飛ばす背後から二人の男子が龍二君に襲い掛かってくる。
「「邪魔すんなっ!!」」
殴り掛かる二人をものともせず、一人を躱してもう一人は殴り、躱した男子へぶつけた。
その姿を見てあたしは不謹慎にもドキドキしてしまう…
龍二君は息を切らしながら、再びあたしの手を掴み屋上へ行く。
バーン!
屋上のドアを勢いよく開けカギを掛けてその場に座りこんだ。
「っ……!!」
龍二君は顔を顰て足を押さえた。
「龍二君?!ケガしたの??」
「たいした事ねぇから…心配すんなっ」
龍二君の言葉にあたしは頬を膨らませた。
「ダメだよ!!手当てするから足出して。」
龍二君は言われた通り足を出した。