不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
「ヒカルちゃんは優しいなぁ~♪実はなぁ~もうすぐテストやん?せやから龍二に勉強を教えてもらおうと思ってな。」
「あら、勉強なら私が教えてあげる。」
ゆっくりした足取りで腕組み整った唇の端を上げて不適に微笑みながら小西が近づいてきた。
「じゃあ小西任せた。」
「うん任せたって、こらぁ一一!!待たんかぁ~」
昌也は、百面相なみに表情を変え一人ノリ・ツッコミをしながら、教室を出ようとするオレの腕を掴んだ。
「早いって!!お願いやからもう少し躊躇って~なぁ!!」
「教えてもらえばいいだろ…」
その言葉に昌也は、まるで捨犬のように目を潤ませオレを見た。