不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
「ああ…いいぜ」
あたしは、その言葉が嬉しくて、笑顔になる。
「じゃ、行くぞ。」
「へっ?何処に??」
「いいから。」
そう言うと龍二君はあたしの手を取り、そのまま学校を出た。
よく分からないまま、あたし達は河原へとやって来た。
河原へ着くと龍二君はそのまま腰を下ろした。
あたしも隣に座り何で、ここに来たのかを聞いた。
「龍二君、急にどうしたの?」
「学校で話したら、昌也達がいるし…聞かれたら面白がって、何するか分からないからな…」
(なるほどね、だから学校を出たんだ…確かに昌也君と成君なら何か言いそう。)
「でも…用事あるんでしょ?大丈夫?」