不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
二人が出て行くのを見届けると龍二君は、溜息をまた吐く。
「美月、悪かったな…」
「うんん、ちょっとビックリしたけどね♪」
あたしは、さっきまでの雰囲気を戻したくて買い物へ行こうと提案した。
せっかく龍二君との貴重な時間、大事に過ごしたい。
そう思いあたしは気合いを入れ直した。
気持ちを切り替えてデパートへ入ったら…
「あれ、甘菜?」
「んっヒカル?水神君も…あっデートか。」
偶然にしてはタイミング良すぎて、不審に思ったあたしは甘菜の腕を掴み龍二君から少し離れた。