不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
「甘菜、偶然にしてはタイミング良すぎない?」
「なな、何の事かな~?」
「もぉ~甘菜まで!さては昌也君達にデートの事話したのも甘菜なの?」
あたしは不機嫌そうに言うと甘菜の表情が、固まる。
「昌也達?あいつら~!!邪魔してゴメン私行くから。」
甘菜は、前に見た鬼のような顔をして、デパートを出た。
(わぁ…付き合い長いけどやっぱり甘菜って怖い。)
それから、どういう訳か近藤先輩と部長にも会って冷やかされたけど…
龍二君が『近藤先輩達もデートでしょ?』と言い返すと近藤先輩は顔を赤くし、部長も、慌てて首を横に振り否定する。
その後、『部活の買い物がある』と言い、そそくさと離れて行った。
気がつけば、日は傾きデートは終わりが近づいていた。
(あぁ~二人で過ごせる貴重な時間だったのにぃ…うんん、まだチャンスはある!)
あたしは、勇気を出し龍二君に話し掛けた。