不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
合宿所に、龍二君の姿はなく外へ出て探していると、うっすら人影が見え近づくと…
人影は龍二君だった。
「美月…」
「えっと、その…出て行くのが見えたから気になって…」
龍二君は、小さく微笑むと芝生に座り、隣をポンポンと叩いた。
その仕草にあたしの胸は大きくドキンと音を立てた。
あたしは、ゆっくりと近づき龍二君の隣に、座った。
暫く、沈黙が続いたけれど優しい感じで、心地良い沈黙だった。
「綺麗だな。」
「うん、ホントに綺麗だね。しかも龍二君と一緒に見れるなんて嬉しいよ。」