不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
「いや、行こうか。」
調子に乗ったあたしの、言葉を突然、龍二君が遮った。
「えっ?」
「だから、花火行こうぜ…」
「ホント?!嬉しい♪」
何だか、嘘みたいな時間が流れあたしは、まるで夢の中にいるみたいに、幸せだった。
ふと、空を見上げたら一筋の光が弧を描いて落ちていった。
「あっ、龍二君流れ星だよ!」
あたしが言うと、星が次々と空から零れ落ちるように流れた。
「ほら、龍二君願い事しよ(^^)♪」
あたしは、瞼をしっかり閉じ手を合わせた。