不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
「いいよ。」
部屋に入って来たのは、零だった。
「ヒカル、帰り遅かったね。」
「う、うん片付けとかあったからね。それより、何で柔道部に入ったの?」
「あぁ、柔道ってまだやった事なかったし、面白そうだなって思ってね…。」
フッと小さく笑う零の笑い方が、あたしはなんだか嫌な予感がした。
「そうなんだ…。そういえば、今日の組み手一本決めたでしょ?凄いじゃない(^^)」
「あぁ、アレね。ルールブック事前に読んでその通りにしただけだよ。」
「えっ!Σ(°°;)」
「さすがに柔道はしたことないから、一応ルールブックだけは読んだんだよ。」