不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
部室に着いたオレ達は、軽く扉をノックし部室へと入る。
「失礼します。入部希望の水神です。」
「まっ…マネージャー希望の美月…です。」
入口で佇んでいると、大柄な先輩がドカドカ歩いてきた。
(顔メチャ濃っ!!)
「おぉ!!君があの水神かぁ!オレは部長の比嘉だ、よろしく!!」
部長だと言う先輩は、近くで見ると肌の色は浅黒く、彫りの深い顔立ちに長い揉み上げで高校生には見えない貫禄を漂わせている。
(とにかく濃いっ!!暑苦しいしぃウザイ!)
「水神の噂は聞いてるぞ!!期待してるからなっ!」
比嘉部長はものすごい勢いでオレの手を握るとブンブン振り回す。