不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
体育委員による二人三脚の簡単なシュミレーションを見ていると…
オレのジャージを引っ張って不安そうな顔をして呼ぶ美月。
「ん?」
「何かだんだん不安になって…。あたしドジだから龍二君に迷惑かけるかもしれないかも…。」
上目使いで黒い瞳をクリクリさせてオレを見る。
「だっ大丈夫オレの言う通りに走ればいい…」
美月をなだめるように、頭に手を置き“ポンポン”叩いた。
「うん…頑張ってみる♪」
その姿にオレは“抱きしめたい”衝動で自分を抑え葛藤していた。
(ダメだ!!可愛い過ぎる~耐えろオレ!!)