不器用Boyが恋した相手は萌Girl?!
体育祭当日一一
体育祭日和と言えるくらいの青空が広がっていた。
“パァーン!”と始まりを告げる音が鳴り響き体育祭が始まった。
プログラムは順調に進み
オレの出る200m走の召集が始まり向かおうと歩き出した。
召集所へ向かう背中から美月の声がした。
「龍二君、待って!!」
美月に呼び止められて、振り返ると俯き恥ずかしそうにしている。
「あのね…えっと…頑張ってね!あたし応援してるからね♪」
両手に拳を握りオレに向けてくれた、その微笑み一つで何だってやれる気がした。