そばでいつも…
あたしは、とぼとぼと歩いていると、

「よっ!!沙柚璃!!」
後ろから来たのは、俊太だった。
久々の顔ぶれで少し驚いている自分だった。

「あ!俊太じゃん!!
 なんか久しぶり!!」

久しぶりにも関わらず、あたしは、なんとか普段どおり話すことができた。
なんと、自分でも驚くぐらい話していた。

「俊太は??違うクラスでなかなか会えないけど、そっちの方はどうなの??」

「俺??
 うーーん……。特になんも変わったかわったことはないけど?
 沙柚の方は??」

「あたし??
 うーーん……。なんだろっ?
 分かんないよね!そんなもの!」

そんな事を言い、二人で大爆笑。
今までと全然変わってないと思ってた。
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