そばでいつも…
「おはよぉ↑沙柚璃!!」

お馴染みの声。
もちろん声の主は、優衣だ。
頼れるのは、優衣くらいしかいないけど、優衣は乃愛のことを嫌っていた。
無理矢理聞いてほしくもなかった。


授業にも手がつかず…。

しかも、乃愛に話しかけると相変わらず冷たい態度か、聞かなかった振りをされる。


そんなある日。

担任の先生がみんなに聞こえるよう大声で言った。

「お~い!!部活案内配るぞー!!」

相変わらず耳の奥まで響いてくる声だ。
こんな担任のことを優衣と一緒にうるさい、とか言いながら喋ってたことがある。


プリントを見てみると、部活がいっぱいのっていた。


「へぇ~!こんなのもあるんだね!?」

優衣とわくわくしながらプリントをまじまじと見ていた。


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