そばでいつも…

あたしが後ろを振り返ると、肩が重くなった。
俊太だった。

でも、1つ違うことがあった。

いつもの俊太じゃない…。


あたしは、今頃朝言ったことを後悔していた。
もしかしたら、あたしのせい？
なんでそんな悲しそうなの？
なんで…？　　　なんで…？
あたしには、この状況が呑み込めなかった。

「俊太……？」

「沙柚…。朝は…ごめん。」
しょんぼりしながら俊太は言った。
「俺。沙柚の気持ちとか全然考えてなかった。」

あたしは、冗談交じりでこう言った。
「な～にぃ？？いつもの俊太こんなんじゃないじゃん！どうしたの？」

「そーだな！こんなん柄に合ってねーよな！」
「そぅそぅ！！！」

なんか、よく分からないけどウチラは、仲直りできたみたい…。

でも、あたしは俊太のことが気になった。
あたし達喧嘩してもごめんなんて言わなくても仲直りできてたはずなのに…？なんでだろ？

こんな疑問を持ちながらも、俊太とは今まで通りに戻ったのだった。